「ひどいやつでしょ、本当の世界より仲間が大事なの、それがわたしにとっての世界だから
仲間が一人死ぬことは、わたしにとって世界の一部が滅びることと同じこと
本当の世界が救われてもみんながいなくなったら、わたしは滅びるんだよ」 このリナ嬢の科白から、
なーんだ、だから
リナリーは教団の皆にやさしいのか、納得納得。
とか、
リナリーはアレンに妙にやさしいところがあるから、もしかして
リナリーはアレンに気があるのかと思っていたけど、それはアレンが黒の教団に所属しているからであって、それ以外の特別な感情は抱いていないのか、納得納得。
などど、ぱっと観ただけではそのように判断してしまうのだけど
けっこう奥が深い内容なのではないだろうかと思ったりしたわけで、
誰しも家族、学校、会社、地域社会などで誰かしらと関係を持って生活してゆかなければならない。
「今日の世界はどうでしたか?」
などと訊かれても、
今日の学校で、会社で、誰々さんと会って話した、なんらかの行動したというようなことしか、答えられないのではないだろうか。
結局、人間誰しも常日頃グローバルでワールドワイドなことを考えて生活しているわけではない。
生活している目の前の現実こそが、そのひとの世界なのではないだろうか。
それは、世界的規模でビジネスを行っているひとや、世界を旅してまわっているひとも同じことで、
最終的にはなんらかの人間関係にかかわらざるを得ないだろう。
ある日突然、自分の知り合いが一人もいなくなってしまったらどうなるだろうか。
その人の人間関係が、その人を知っている人がいなくなってしまうのだから、その人の世界は以前よりも縮んでしまうだろう。
つまり人間関係イコール世界という価値観を
リナリーは持っているのだ。
リナリーにとって、知り合いと呼べる人間は、黒の教団にしかいない。
その教団の人々がいなくなってしまったら、
リナリーにとっての人間関係はゼロになってしまう。
まさに、世界を失ってしまうのだ。
よって、わたしは滅びるという結論に至ったのだと思う。
でも、世界が平和になれば人間は生きていけるので、黒の教団以外の人間と知り合うことも可能となるので、それによって再び世界を構築すればよいと思うのだが、
別にアレンのように変な呪いがかかっていたり、寄生型のエクソシストではないので、ブーツを脱いでしまえば、普通の人間なんだし(違うのかな?)。
なんか、今回は内容がシリアスだったので、感想ブログもためしにクールに書いてみました。 ……ただ、屁理屈をこねただけかもしれないけど_| ̄|○
あーそれにしても、リナリーはどうなったのだろう? 皆様のおかげでオリジナルアニメのランキングが2位になりました!